写仏「自分の観音様を描く」はご存知の通り、内なる自分との
語らいであり再発見であると思います。あるがままの自分を自然に
見つけ出して行く所に楽しみを見つけ出して見てください。
手本にして頂く観音様は成風の描いた聖観音様ですが、
皆様に親しんで頂ける事を祈りながら描かせてもらいました。
ご参考になれば幸せです。
心を込め、描く方法を学んで頂けたら、お一人お一人の中に
いらっしゃる観音様のお姿を必ず描いて頂ける様に成ります。
1. 観音様の線書きの上に、半紙を載せてもらい鉛筆で薄く写し書きをして下さい。
2. 鉛筆で下書きした上を、面相筆で墨書きしてください。極細い所と少し強い所を作る等して、表情の変化を楽しんで下さい。
3. 半紙に墨の下書きが完成しましたら、半紙を本紙で裏打ちをして着色しやすい状態にします。
4. 裏打ちの観音様の墨書きの下絵に、ご本人が御心のまま自由に色鉛筆で御自身の観音様に仕上げていきます。
色の感覚も柄模様、装飾類も全て自分の心のままに描けば良いのです。
ゆっくり内なる自分とお話ししてみて下さい。
楽しいあなたらしい答えが頂けると思います。
内なる世界と向かい合う何のノルマもない贅沢な時間を楽しんで下さい。
それの繰り返しが、あなたの観音様との出会いです。